サンフランシスコ講和会議、日米安保条約

2月20日b3面下段の大半を占める記事が「サザエさんをさがして」で、1951年9月9日付朝刊の4こま漫画「サザエさん」と解説記事。米サンフランシスコの現地時間で9月8日、日本時間では9日、吉田茂首席全権が対日平和条約に調印し(発効は翌52年4月28日)、日本は独立を回復した。 講和条約には敗戦国日本を含む52カ国が参加。署名を拒否…
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米大統領報道官

昨2月20日付『朝日新聞』別冊b1とb3上段は、ジョシュ・アーネスト米大統領報道官補佐官(41)とのインタビュー記事だった(見出し:1面「真っ向から答える世界の質問」、3面「世界で起こるすべてを、できるだけ早く吸収する」)。 同補佐官は南部ミズーリ州カンザスシティ出身の端正な顔立ちの白人男性。母の妹(叔母)がダウン症で、自身はお婆…
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信仰・国家・社会

フランス現代思想(翻訳でミシェル・フーコーやロラン・バルトなど)を読んでいた頃から何十年も経ち、エマニュエル・トッドのことも知らなかったが、2月11日の朝日新聞にインタビュー記事が大きく割かれていた。 記事の略歴によると、同氏は「1951年生まれ。家族制度や識字率、出生率に基づき現代の政治や社会を人類学的に分析、ソ連崩壊などを予言…
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10年ぶり(?)の新聞購読

実に5年か10年ぶりに新聞を取り始めた。読まないで捨てるのはもったいないので、ある程度は読む。 書評で興味を惹かれた本などをメモ代わりに書き付けると―― 『微生物が地球を作った』 『生物界をつくった微生物』 『ライトハウス すくっと明治の灯台64基』 『医療の歴史 穿孔開頭術から肝細胞治療までの1万2千年史』 …
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インテリジェンスの常識

返却前の本の1冊: 佐藤優『国家の謀略』(小学館、2007) 印象に残った箇所を引用、要約すると―― ・(特に軍事的に)最強国であるアメリカには他国・他民族の内在的ロジックを捉えるインテリジェンス文化が育ちにくい(外交や諜報が失敗しても、最後は軍事力で勝てるから)。 ・池田徳眞(1904-93)は日本の近代インテ…
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玉砕で生き残る

直前のページで引用した山田風太郎の戦時中の日記とは、まさに正反対の死生観を示す一文に遭遇した。 <「玉砕で生き残るというのは卑怯ではなく、〝人間〟として最後の抵抗ではなかったか」という独白は、当時、誰も口に出せないが誰もが感じていた本音であったろう。>(2016年1月31日『朝日新聞』読書欄「ニュースの本棚」で、荒俣宏が、南太平…
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サイパン玉砕

山田風太郎『戦中派虫けら日記』の残るページで気になったのは昭和19(1944)年7月18日の日記。サイパン玉砕が報じられた日である。 <どこかのラジオが大本営発表を伝えていた。 「およそ闘い得る在留同胞は敢然戦闘に参加し、おおむね皇軍将兵と運命を共にせるがごとし」 といっている。 「戦い得ざる」ものはどうしたのだ? …
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ガンジーvs「日本精神」

山田風太郎『戦中派虫けら日記』の昭和18(1943)年3月3日は、まだ満21歳の若者に過ぎない山田が、いわば当時の日本人全体を代表して、インド独立運動の指導者であり、欧米列強と闘うアジア人の代表でもあるマハトマ・ガンジーを激しく軽蔑した内容である。 ガンジーが「2週間の断食を終了し、快くオレンジ・ジュースを飲みほした」という新聞…
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清原vs桑田:引退後篇

元プロ野球選手・清原和博の逮捕をめぐって、藤原新也がブログで、清原のかつての盟友・桑田の清原逮捕を受けてのコメントと共に鋭い指摘をしていた。二人は極めて対照的だった。 桑田が新聞やテレビで発表したのは、「野球はピンチになれば、代打やリリーフがあるけど、人生にはそれがない」、「数々のホームランを打ってきた男だから、自分の人生でもき…
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マレー沖海戦一周年!

かばんの中に入れている文庫本、山田風太郎『戦中派虫けら日記 滅失への青春 昭和17年~昭和19年』(筑摩)の冒頭近くにあった一節にビクッとした。「マレー沖海戦」とは戦史上有名なのだろう。軍事ファン向け雑誌などで見かける言葉。その1年後の1942年12月10日、弱冠20歳の若者だった山田風太郎は、リアルタイムで次のように記していた。今から…
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政治とカネ:甘利編

写真家兼物書き・藤原新也のサイトを見てみると、意外にも甘利大臣辞任騒ぎについて書いていた。さらに内容は以下のように、自民党実力者か保守系政治評論家に近いような見方なので、反権力の一匹狼というイメージ(恐らく実際もそうだろう)にしては意外の観があった。 以下のように甘利氏の辞任は「政治資産の喪失」なのか、それともTPPにしても官僚…
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原節子と李香蘭:女優が時代精神を体現した頃

四方田犬彦『李香蘭と原節子』(岩波現代文庫、2011年)を読んだ(一部飛ばし読み)。 改めて言うまでもなく、大多数の日本国民、少なくとも国家と代表的な論客や表現者の多くが、第二次大戦での敗戦を境に、その「思想」を180度転回させた。映画もその表現媒体の一つ。 このことに関連して、著者の四方田は、次のように言っている。 …
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「きれいな顔」

――その顔を見て、めったに出てこないこの言葉が自然に浮かんだ。 だが、その相手は女ではない。 35歳にもなる男なのだ。 (男でもそう思うことがあるのは、普通は20代前半までだ) テレビを見てそう思ったのは、去年の暮れ頃だったか。 (普段はNHK朝ドラを見ていないので) それは日本では「あさが来た」でブ…
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ネコから人類に近づいた!

たまたま見たTV番組で知った最近の科学上の発見。それは「イエネコ」の起源ないしネコが人間のペットになった経緯。 DNA分析から、世界中で飼われているイエネコは、アフリカのリビアヤマネコに由来するという。そのリビアヤマネコはアフリカの肉食獣の世界では体が小さく、ライオンなどの大型肉食獣に狙われる危険性が高いので、他の動物が近寄らな…
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霊柩車の誕生と消滅

NHK「所さん!大変ですよ」を見て「へー」と思ったこと。 黒塗りの自動車の屋根の部分を御輿のような金色と伝統的な寺社建築のような装飾で彩った霊柩車(「宮型霊柩車」と呼ぶらしい)が、今やほとんど用いられなくなっているという。大手葬儀会社(だったか)にも、中古で売ろうにも買い手がいないから膨大に残っているという。ネットのオークションで…
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日本語が創らせるヴェネチアングラス

NHKのEテレ「達人達」で初めて知ったのが、土屋康彦というヴェネチアングラスのアーティストないし職人(別の回で知った左官職人の挟土秀平もこの番組の対談で知った)。 土屋氏はヴェネチアで何百年と続くガラス工房の経営者の一人娘と結婚し、自らその伝統を受け継ぎつつ、クリエイティブなガラス作品を創り続けている(日本で言えば、京都か奈良か…
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イチローと「コンビニ時代」

鶴見俊輔の関川夏央との対談本に出てきて気になった箇所。 <鶴見 イチローはコンビニが好きでしょう。 関川 宮古島へキャンプに行ったとき、「コンビニがあったらなあ」といったそうですね。 鶴見 イチローが取材に答えて「コンビニがあれば、それで自分は生きていけるんだ」といった。(中略)>(元の対談は、NHK教育1997年3月1…
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「仰げば尊し」と吉田松陰

読みかけた鶴見俊輔と関川夏央の対談本に出てきて、「へー」と思ったこと二つ。 昔は卒業式になると定番で歌った「仰げば尊し」の中の「今こそ 分かれめ いざさらば」を関川は「分かれ目」と思っていたと言うが、僕も含め戦後生まれなら皆そうだろう。「め」は、助動詞「む」が係り結びで已然形になっているのだと、文語文法を思い出す。 世界で初…
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一冊もないと思っていた網野善彦

の本が二冊見つかった。ともに講談社学術文庫(『中世再考』『中世の非人と遊女』)。 10年、20年前に買ったのは処分していたから、ここ1、2年位のうちに買ったものと思われる。 あらためて拾い読みしたが、渡辺京二が著書で批判していたため気になっていた記述(網野氏の歴史観・世界観が左翼的・近代(主義)的イデオロギーに偏向してい…
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「文明」は子供と若者が創った?!

読みかけた薄い文庫本の冒頭近くに、ハッとする箇所があった。 <比較的近年にいたるまで人間の寿命は短かった。(中略)世界最古の墓のひとつを掘り返してみると、平均死亡年齢が二十五歳であることを骨が示しており(中略)。そういうわけで、新石器時代の重要な発明発見――動物の馴致、車や帆やすきの発明、灌漑や発酵作用や冶金術の発見――は、ほと…
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