テーマ:三島由紀夫

『三島由紀夫全文献目録』

先日買った安藤武『三島由紀夫全文献目録』(夏目書房、2000)。450ページ余りのうち、先に目を通した2つ目の章「三島関係単行本」120ページほどに次いで、最初の「新聞・雑誌・他」260ページほどをめくり、目を通した。他に「書簡」「古書」と章立てられ、最後に年譜と後書きがある。著者は三島研究家の間では有名なのだろうが、ウィキっても載って…
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三島由紀夫から遠く離れて

金曜の夜、佐藤秀明『日本の作家100人 三島由紀夫 人と文学』(勉誠出版、2006)を買った。以前に同じ三島由紀夫論コーナーで見かけた同じ著者による分厚い三島研究書を買うつもりだったが、それが見当たらず、この一般向け作家評伝シリーズの1冊を買った。 著者には30数年前、1970年代末頃に何度か会ったことがあり、名前を覚えていた。…
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三島由紀夫とフラメンコ

しばらく前の日記「三島由紀夫と橋川文三」を読み返して思い出した。 同名のタイトルの本の著者・宮嶋氏は、三島の晩年の右傾化に最も影響を及ぼした同時代人は橋川文三でないか、と推定している。これを読み返して思い出したのが、板坂剛氏の書いた三島由紀夫論2冊の中の、三島とフラメンコをめぐるエッセーである。 (以前、読了後間もなく書…
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複数の現実(2)

mixiに載せた1/19「テレビで見る地獄」に、今は海外在住で阪神大震災当時は大阪に住んでいたXさんからコメントをいただいた。 彼にとっての震災は、「地獄」というようなもの(抽象的・概念的・イメージ的…)でなく、きわめてリアルな体験だった。建築の意匠設計が専門のようで、毎日、横倒しになった高速道路の横を歩き、倒壊したクライアントの…
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三島由紀夫の命日

今日11月25日は、小説家・三島由紀夫が37年前の1970年に死んだ日。「憂国忌」というのは、右翼の呼び名だろう。 僕はリアルタイムの愛読者ではなかったが、若い人の知らない、同時代を生きた記憶がある。昭和30年代から死の40年代半ばまで、三島は作家という枠にとどまらない、長嶋茂雄や石原裕次郎や力道山、相撲の初代朝潮や栃若などに近…
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三島由紀夫とフラメンコ

さまざまなことが論じられている板坂剛氏の三島論の中で、僕にとって最も面白かったのが「三島とフラメンコのかかわり」を論じた文章である。この観点から三島を論じることができたのは、板坂氏自身がフラメンコ舞踊家だからこそである。 板坂氏によれば、三島は30代半ばのある時、フラメンコの公演を見て感激し、自分もフラメンコを習いたいと思ったが、…
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ゴーストライターの伝統

板坂剛氏の『極説』『真説』の2冊の三島論は、ともにハードカバーで260~270ページもあるから、さまざまなことが書かれている。三島の父方の祖父の出身地をはじめ、食肉業者(そのかなりが被差別部落出身者)が多いこと、『仮面の告白』の中のサド・マゾヒスティックな空想、酒鬼薔薇聖斗(少年A)の事件、野坂昭如など…。 ――これらを単に「兵庫…
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三島由紀夫の部落ルーツ説――板坂剛氏の三島論をめぐって

8月7日に三島由紀夫の被差別部落ルーツ説を書いた後に、板坂剛氏の『極説三島由紀夫論 切腹とフラメンコ』と『真説三島由紀夫論 謎の原郷』(ともに夏目書房)の古本をインターネットで取り寄せ、読んでみた。著者は1948年生まれのフラメンコ舞踊家で、板坂元氏(ハーバード大学で長年教鞭をとり、帰国して創価大学副学長になった)の甥である。 僕…
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三島由紀夫の被差別部落ルーツ説は未だタブー

僕が大学と専攻を変えて日本文学科の大学院に入ったきっかけは、学部時代に三島由紀夫を読んだことだった。だが大学院で平均500~600ページ、36巻もの全集を読み、100冊か200冊かの三島由紀夫論を集めて読んだ末、これ以上、三島に付き合うのがいやになってしまった。 濃密な三島的世界にもう、うんざりしたわけだ。当代の人気作家だったし、…
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インターネットの凶々しさ

「まがまがしい」は辞書やワープロによると「禍々しい」と書くようだが、「凶々しい」と書きたい。たしか三島由紀夫の少年時代の短編に、「凶ごと」と書いて「まがこと」と読むのがあった。 さて、仕事の必要があって「コンクリート」というキーワードでウェブを検索してみると、なんとトップが「女子高生コンクリート詰め殺人」、2番目がこの事件を映画化…
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