テーマ:有名人

ブラディ・ダーウィン、太陽族vs憂鬱族

返却前の本より。期限をとうに過ぎ、ろくに読んでないまま返却する前にぱらっとめくると――。 『ブラディ・ダーウィン もうひとつのパール・ハーバー』はオーストラリア人による本の翻訳。ここでのダーウィンは同国北部の港湾都市で、表題は邦題が示すように、日本軍が1942年2月19日、この都市を空襲したことを指す。 日本から見た同国は、…
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三島由紀夫から遠く離れて

金曜の夜、佐藤秀明『日本の作家100人 三島由紀夫 人と文学』(勉誠出版、2006)を買った。以前に同じ三島由紀夫論コーナーで見かけた同じ著者による分厚い三島研究書を買うつもりだったが、それが見当たらず、この一般向け作家評伝シリーズの1冊を買った。 著者には30数年前、1970年代末頃に何度か会ったことがあり、名前を覚えていた。…
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つぶやき集:寺島実郎講演資料

2016年04月11日06:00 1カ月前の寺島実郎氏の講演会資料120ページに目を通した。後半は岩波「世界」への連載の一部転載。寺島氏を採用、育成、活用、提供する三井(物産)グループの懐の深さを感じる。(04月09日) コメント GandhiGanjee 1947年生まれの寺島氏は、1968-69年の頃は早稲田キャン…
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寺島実郎と世界認識

先日、寺島氏の講演を聞きに行った。TBSの『サンデーモーニング』やテレ朝の『報道ステーション』での限られた時間と制約での断片的なコメントを拝聴するが、今回は2時間以上ぶっ続けでのレクチャーを聞いた。講演後の懇親会では、何代か前の日銀総裁を見かけた。 渡された資料集のタイトルが「時代認識と提言」(2016年 春号)、120ページ余り…
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津島祐子って

2月23日付の朝日新聞に柄谷行人の「津島祐子さんを悼む」という文が載っていた。津島祐子については太宰治の娘であることを含め昔から知っていたが、作品はほとんど読んだことがなく、今月18日に肺がんで亡くなったことも知らなかった。68歳だった。 柄谷の追悼文から引く。 <日本では知られていないが、津島祐子はノーベル文学賞の有力な候…
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テレビvs小津安二郎と母親

同じ紙面からばかり引用するのも能がないのでためらっていたが、やはり気になるので記録しておくことにする。ここ数日の紙面全体を通じて、注意を引かれた記事が同じページに集中していたのだ。 b3下段「ことばの食感『日本語のはにかみ』」という、文体について多数の著作がある中村明・早稲田大名誉教授のエッセーで、内容は映画監督・小津安二郎の実生…
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清原vs桑田:引退後篇

元プロ野球選手・清原和博の逮捕をめぐって、藤原新也がブログで、清原のかつての盟友・桑田の清原逮捕を受けてのコメントと共に鋭い指摘をしていた。二人は極めて対照的だった。 桑田が新聞やテレビで発表したのは、「野球はピンチになれば、代打やリリーフがあるけど、人生にはそれがない」、「数々のホームランを打ってきた男だから、自分の人生でもき…
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政治とカネ:甘利編

写真家兼物書き・藤原新也のサイトを見てみると、意外にも甘利大臣辞任騒ぎについて書いていた。さらに内容は以下のように、自民党実力者か保守系政治評論家に近いような見方なので、反権力の一匹狼というイメージ(恐らく実際もそうだろう)にしては意外の観があった。 以下のように甘利氏の辞任は「政治資産の喪失」なのか、それともTPPにしても官僚…
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「きれいな顔」

――その顔を見て、めったに出てこないこの言葉が自然に浮かんだ。 だが、その相手は女ではない。 35歳にもなる男なのだ。 (男でもそう思うことがあるのは、普通は20代前半までだ) テレビを見てそう思ったのは、去年の暮れ頃だったか。 (普段はNHK朝ドラを見ていないので) それは日本では「あさが来た」でブ…
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イチローと「コンビニ時代」

鶴見俊輔の関川夏央との対談本に出てきて気になった箇所。 <鶴見 イチローはコンビニが好きでしょう。 関川 宮古島へキャンプに行ったとき、「コンビニがあったらなあ」といったそうですね。 鶴見 イチローが取材に答えて「コンビニがあれば、それで自分は生きていけるんだ」といった。(中略)>(元の対談は、NHK教育1997年3月1…
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「仰げば尊し」と吉田松陰

読みかけた鶴見俊輔と関川夏央の対談本に出てきて、「へー」と思ったこと二つ。 昔は卒業式になると定番で歌った「仰げば尊し」の中の「今こそ 分かれめ いざさらば」を関川は「分かれ目」と思っていたと言うが、僕も含め戦後生まれなら皆そうだろう。「め」は、助動詞「む」が係り結びで已然形になっているのだと、文語文法を思い出す。 世界で初…
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一冊もないと思っていた網野善彦

の本が二冊見つかった。ともに講談社学術文庫(『中世再考』『中世の非人と遊女』)。 10年、20年前に買ったのは処分していたから、ここ1、2年位のうちに買ったものと思われる。 あらためて拾い読みしたが、渡辺京二が著書で批判していたため気になっていた記述(網野氏の歴史観・世界観が左翼的・近代(主義)的イデオロギーに偏向してい…
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池田勇人って

図書館から借りている本の1つが『沢木耕太郎ノンフィクションVII 1960』。 後半に収載された「テロルの決算」は既読だが、前半の「危機の宰相」については知らなかった。池田勇人は、60年安保反対運動が高揚し岸信介が退陣した後の1960年7月から東京オリンピックの翌月、1964年11月まで首相を務めた。日本の高度成長期を代表する政…
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女子アナ・益田由美が定年退職していた!

23日の午後、たまたま途中から見たのが、「フジテレビの女子アナとして初めて定年まで勤め上げた益田由美をたたえる」番組だった。 何より、まずもってあの益田由美が満60歳を過ぎていた!ことに驚いた。僕は特に彼女のファンだったわけではないが、脳裏に焼きついているのは20代でピチピチだった頃の姿なのだから。 アナウンサーの癖にし…
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司馬遼太郎のデタラメを愛した日本人

読みかけの渡辺京二『幻影の明治』の中に司馬遼太郎批判の文がある(2010年4月号『情況』「坂の上の雲」特集収載)。 引いてみると、 <「明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年の読書階級であった旧氏族しかいなかった」。不思議な文章、奇天烈な認識というほかはない。(中略)ポルト…
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85歳つながり

野坂昭如:先日訃報が流れたが、1930(昭和5)年生まれの85歳だった。 渡辺京二:今、気になっていて、氏の著作のうち本屋の棚にあった何冊かを買って読んでいる(うち『民衆という幻像』と『近代の呪い』は読了)。熊本在住。 小田島雄志:蜷川幸雄の本に出てきた。シェイクスピア戯曲の日本語訳のうち、蜷川氏は今は小田島訳でなく松岡和子…
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思想学、俳優、演出家

返却前の本の一部: 全て飛ばし読みだが…。 1 田中浩編『思想学の現在と未来 現代世界――その思想と歴史①』(未来社、2009) 2 仲代達也『遺し書き』(主婦と生活社、2001) 3 大滝秀治『長生きは三百文の得』(集英社、2013) 4 『蜷川幸雄・闘う劇場』(NHK、1999) 1は唯一、堅いアカデミックな本。…
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それぞれの野坂昭如像

というようなことを、産経新聞部長の記事を見て思った。 この部長は僕より11歳年下。 僕自身は野坂昭如氏の作品でまともに読んだのは、小説家デビュー作「エロ事師たち」が文庫になって読んだ高校生の時くらいかもしれない。(この「如」という字は、PCの辞書機能のおかげですんなり出てきたが、自分で書いたことはなかったかも)。 「…
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原節子と亡き母

訃報が流れて数日が経つ。 恐らく小学生の頃、亡き母に連れられて映画館で見た幾つかの映画に引退の数年前の原節子が出ていた気がするが、記憶は鮮明でない。 僕が実際に原節子が出ている映画を見たといえるのは、女優引退後、過去の名作として『青い山脈』(1949)や『東京物語』(1953)などを見た1970年代(ないし80年代までだ…
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山本七平の陸軍体験

最近、電車内などでちびちび読んだのが山本七平の陸軍体験をめぐる2つの本、『一下級士官の見た帝国陸軍』と『私の中の日本軍』上・下(共に文春文庫。原著は前者が1976年、後者が1975年の刊)の計3冊だが、詳しく引用したりコメントしたりする気にはならず。 その理由は、40年余り前に執筆され掲載されていたのが雑誌の連載で、連載時の戦時…
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62歳の死

北の湖は同年のニッパチ(昭和28年)生まれで最初の有名人だった。その後も同年生まれから彼を超えるヒーロー(アンチヒーロー?)は出なかっただけに、その急死にはひときわ大きなインパクトがあったが、『ピンピン、コロリ。』という本で次のような箇所に出くわした。 「2009年10月、音楽家の加藤和彦さんが自殺したというニュースが流れました…
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ジブリと柳田國男

先日、横浜(神奈川近代文学館)でやっている「生誕140年 柳田國男展」に行った。そこでスタジオジブリの鈴木プロデューサーを見かけた(話しかけなかったが)。宮崎駿は見かけなかったが、すでに来たか、これからか。 宮崎駿が民俗学や人類学に多くのものを負っていることは間違いないだろう。「遠野物語」の幻想譚にも親近感を覚えたか。 …
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ナベツネの靖国、東条観

『靖国戦後秘史 A級戦犯を合祀した男』の巻末にナベツネこと、読売新聞グループ本社会長・主筆、渡辺恒雄の『文藝春秋』2014年9月号への寄稿文の主要部分が掲載されている。読売新聞も『文藝春秋』もほとんど読まないので、僕にはナベツネの靖国や東条英機に対する考えが新鮮だった。ポイントを抜粋すると――。 ・ 「A級戦犯」が分祀されない限…
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『日本のナショナリズム』の引用3(最後)

・斎藤(隆夫)のリアリズムでは、たとえば天皇制は大きな力をもって現実にあるものだから、日本の立憲政治の中ではそれを使っていくしかない、と考える。近代の国民国家は植民地を手に入れるという戦略をとって帝国主義戦争をおこなってきたのだから、われわれは侵略戦争をやっているんだ、聖戦という美名に隠れて国民の犠牲を見ないのは虚偽だと、はっきり言った…
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『日本のナショナリズム』の引用2

・日露戦争の後、「日本国民は天皇のために戦ったのだ」という考え方が広がることで、キリスト教徒に対する批判が強まっていた。(中略)そのような流れのなかで、加藤弘之は、その著書『吾国体と基督教』(1907年)の中で、こう指摘した――キリスト教徒はわが国体に反する。反国体論者であり、最終的に彼らの立場は天皇を神と認めず、政治的な天皇機関説であ…
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松本健一『日本のナショナリズム』1

先日、松本健一『日本のナショナリズム』(ちくま新書、2010)を読んだ。 松本氏の著作については、1970年代の北一輝ブームの中でデビュー作(『若き北一輝…』(1971))を買って持っていたが、読了しないままに終わった気がする。その後も長い間、良い読者ではなかったが、ここ1、2年で何冊か読んだ。 表題の新書は、民主党が政…
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ジャクソン、勝、西郷

スマホでマイケル・ジャクソンの『This Is It.』を見ていたら、勝海舟と西郷隆盛のことが想起され、目頭が熱くなり涙があふれた。 我ながら気が狂いそうになる組み合わせだが、もちろんM・ジャクソンから勝や西郷を連想したのではない。 読み終わって間もない漫画『王道の狗』の中で、勝海舟が西郷隆盛を最高の人物と振り返る場面が…
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ペリーの予見

『ペリー提督日本遠征記 上・下』をやっとこさ読了した。電車の中などでちびちび読んでいたので時間がかかった。 ペリーは海軍一家に育った生粋の職業軍人で既に海軍高官に栄達していたが、アメリカ国家にとって必要となった、補給基地確保等のため日本を開国させ条約を結ぶという仕事に担ぎ出された。 マクロな世界史的状況としては、大国のイ…
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北斎漫画

今はまっているのが画集の類。その1つで最も最近買った『北斎漫画1~3』(青幻社、2010~11)は、江戸時代のベストセラー、ロングセラーを画題別に再編集した文庫サイズの3巻本。 これを見ると、葛飾北斎は満90歳近くで倒れるまで探求と創作に打ち込んだ点でミケランジェロに匹敵する一方、その知識と探究心が森羅万象に及んだ点で「東洋のダ…
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蜷川ロミオ&ジュリエット

蜷川マクベスのチケットが「まだ間に合うかも」とサイトを見ると、今まさに上演中。だが価格が少なくとも1万数千円から2万円!なので、早々に断念。 ふだんほとんど演劇など見ないから相場感が分からないが、こんなものなのだろうか。 あらためて調べてないが、劇団四季などでも1万くらいはしそうだから、かの「蜷川マクベス」再演となると妥当な…
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