バード(ら)が見た日本

『日本奥地紀行』(高梨健吉訳、平凡社)の著者イザベラ・バード(1831-1904)が西洋の女性として世界で初めて、外国人がほとんど訪れたことのない日本の東北地方や蝦夷地(北海道)を従者の日本人青年と二人で旅したのは1878(明治11)年のこと。彼女が満47歳になる少し前だった。

まだこの本(元は母国に住む妹宛ての手紙で、巧みなイラストも自分で描いた)の最初の部分しか読んでいないが、バードは日本の山々や田園など景色の美しさと共に、治安の良さと日本人の礼儀正しさを賞賛している。第1信の末尾の直前には、

<彼(英国代理領事のウィルキンソン)は、私の日本奥地旅行の計画を聞いて、「それはたいへん大きすぎる望みだが、英国婦人が一人旅をしても絶対に大丈夫だろう」と語った。>とある。

また第6信では、

<車夫たちが私に対して、またお互いに、親切で礼儀正しいことは、私にとっていつも喜びの源泉となった。…>としている。

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