宅間守でも

普通の人間の一面を見せた…。

返却前の本が十数冊あるが、あまり読んでいない本が多く、今回はすべてを列挙はしない。

ある程度読み、印象に残ったものを挙げると…

1 佐木隆三『わたしが出会った殺人者たち』(新潮社、2012)
2 同『少女監禁』(青春出版社、2003)
3 田中森一『塀のウチでもソトでも しゃあない男ら』(講談社、2008)
4 井上章一『日本の女が好きである』(PHP、2008)

1の中で、大阪教育大付属池田小学校で8人の児童を殺害したほか、数名の児童や教職員を負傷させた宅間守の裁判を傍聴したことが書かれている。他の著者による本などでは、犯人・宅間は何の反省も見せない、身勝手な極悪非道の地獄からの使者のように書かれていた。

しかし、この本で著者は、自身の体験ではないが、宅間と接見した心理療法士の方の談を印象的に記している。その心理療法士の方には、恐らく獄中結婚した何度目かの妻以外には見せたことのない、普通の人間としての一面を見せたという。

もし状況が少し違っていれば、あの犯行に踏み出さないで済んだかもしれない、といった反省とも取れるような本音を漏らしたという。

宅間とて生身の人間なのだから、「悪の権化」のような言動ばかりしていたわけではないだろう――という当たり前な結論ではあるが。

この記事へのコメント

オルタフォース
2015年05月27日 22:36
管理人さん、無礼を承知で書き込みさせていただきます。

まさか・・・貴方まで宅間を擁護するつもりじゃないですよね?
そんなものは人権屋か名もなきド底辺ばかりかと思われていたのですが、世も末ですね。

宅間が生涯に渡って何をしてきた人物なのか、承知の上で言ってらっしゃるんですよね?
例え奴に愛する存在がいたとしても、そいつらの前でだけ善人面するクズだってことには変わりないんだから。
今更「もし状況が~」なんて後悔したって何もかも遅い。

よって、田中さんや井上さんの著書を全面的に支持したい。

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