トナカイという資源

日本語の中の「トナカイ」という言葉は、アイヌ語に由来するらしい。

ウィキってみるとアイヌが住むのは北海道とサハリン(樺太)とあったが、トナカイはサハリンにはいるのかもしれない。あるいは、アイヌはより広く、シベリア極東沿岸にもいたのかもしれない。

日本では北海道で飼育されているらしいが、野生のトナカイは生息していない。現代日本人にはサンタクロースが乗る橇を引いているというイメージの中に登場する動物で、あまり親しい動物ではないが、北半球のノルウェー辺りからシベリアを含む広大なユーラシアを横断し、アラスカやカナダ、そして一部グリーンランドにまで、北半球北部の陸地をぐるっと取り巻いて生息しているらしい。(下記URLはその地図)

下記1の北方シベリア先住民をめぐる論文集によれば、トナカイ(英語ではreindreerだが、北米ではcaribouカリブー)は、人類史において重要な動物だったようだ。家畜化したトナカイを荷物の運搬や移動に使ったり、その肉や乳を食物とする生活様式は、ユーラシア北部に暮らしてきた先住民の代表的な生業だった。そして、その先住民は皆、日本人と同じモンゴロイドである。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b6/Rangifer_tarandus_map.png/250px-Rangifer_tarandus_map.png

返却前の本:

1)高倉浩樹編『極寒のシベリアに生きる トナカイと氷と先住民』(新泉社、2012年)
2)『旧石器時代人の知恵』(新日本出版社、2013年)
3)『ものと人間の文化史 101 植物民俗』(法政大学出版局、2001年)
4)『マタギのむら 民俗の宝庫・阿仁を歩く』(社会評論社、2011年)
5)『日本食物史』(吉川弘文館、2009年)
6)『食の500年史』(NTT出版、2011年)
7)『カタリ派――中世ヨーロッパ最大の異端』(創元社、2013年)
8)『フランスにやってきたキリストの弟子たち 「レゲンダ」をはぐくんだ中世民衆の心性』(教文館、2002年)
9)『ユダの福音書を追え』(日経ナショナル グラフィック社、2006年)

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