「勝負がしたい」

とは、2年前に日本球界を去るに当たって、ダルビッシュ有が日本のファンに言ったこと。つまり、日本球界にはもう、彼が「勝負したい」と思う優れた打者がいない!ということだった。

そのダルビッシュが、メジャー2年目のシーズンを終えて帰国し、先日、報道ステーションで工藤公康を相手に、今シーズンで最も印象に残る対決として挙げたのが、デトロイト・タイガース相手に投げた試合でのミゲル・カブレラのバッティングだった。

低めに落ちる、決して失投ではない一球を投げた瞬間、彼は打球を見失った。それぐらい速かった。振り返ると、打球はライナーでレフトフェンスを直撃し、転々と転がっていた。
――そのことをダルビッシュはうれしそうに語っていた。やっと「勝負がしたい打者にめぐり合った」喜びだった。

ミゲル・カブレラは、今シーズンまで3年連続首位打者を取り、うち去年は大リーグで45年ぶりの三冠王を獲得した、現在恐らく世界最高の打者。

サッカーだったら、「メッシやCロナウドを止めてやる」ためにリーガエスパニョルに渡るようなものか。

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