「男って美しいな」

と思ったと、石原慎太郎が言った。

2020年五輪開催地決定の前夜、テレビ番組で著名人が一人一人、「最も強く思い出に残るオリンピックのシーン」を語っていた中の一つ。

彼が語ったのは、1964年東京オリンピックの女子バレーボールで日本の金メダルが決まった直後のこと。選手たちがコート中央に集まり、飛び上がったり、胴上げまでして歓喜の中にいるが、その中になぜか大松監督の姿が見当たらない。見回すと、ぽつんと一人で壁にもたれて、そんな選手たちを見ながら静かに微笑んでいる…。

石原はそのとき、「男って美しいな」と思ったという。

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