二・二六事件から77年後

の今夜、事件に関する次の3冊の本を買った。

1 迫水久常『機関銃下の首相官邸 二・二六事件から終戦まで』(ちくま学芸文庫、2011年、原著は1964年に恒文社から刊行)、税別1200円
2 筒井清忠『二・二六事件とその時代――昭和期日本の構造』 (ちくま学芸文庫、2006年)、同1400円
3 北博昭『二・二六事件 全検証』(朝日選書、2003年)、同1200円

(価格を見ると、文庫本でも選書より高いか同じという、結構な値段である)

2と3が、後世の学者による本であるのに対し、1は当事者による稀有な第一次資料である。

当事者といってもさまざまだが、著者の迫水氏は、二・二六事件当時、大蔵省から出向して岡田啓介内閣の首相秘書官であり、なおかつ岡田首相の娘婿でもあった。さらに氏は、終戦時には、鈴木貫太郎内閣の内閣書記官長を務めていた。

著者自身も書いているように、永田町にある首相官邸は、それが生まれた明治時代から現在までに、日本軍の機関銃によって銃撃されたことが2度あり、それは二・二六事件と終戦時だった。著者は、その2度ともを、当事者の一人として経験したわけである。まずは、二・二六の部分を読んだ。

――僕が二・二六事件に関して最も読みたいのは、決起した青年将校たちの思想と心情であるが、それを読むのは後日になる。

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