日本人にとっての天皇制

「天皇と天皇制の起源をはっきりと疑問の余地がないように解明して、この宗教と法と国家の制度にまつわる神秘的な雰囲気や浪漫的な気分を払拭したいということ、
(中略)
できればこの宗教や法や国家の制度としての天皇と天皇制が民衆の上に存在せずに傍に存在するようになるべきだということ、
(中略)
このテーマとモチーフは、(中略)またある局面からはまったく無意味で歴史が無意識のうちに消去していくにちがいないし、それ以外の方法では消去できないテーマのようにも思えるし、
(中略)
だが、謎解きにとって、謎がそこにあるから解明するのだというのは知識の必然だし、恩怨や愛憎にとってそれを解明すること自体が、そのことを超える方法だということは、精神の必然だとおもう。」

以上は、吉本隆明と赤坂憲雄の対談『天皇制の基層』(講談社学術文庫)の吉本氏のあとがきからの抜粋である。

この文庫本は、20年以上も前、1990年刊の作品社の本が底本である。それ以後、天皇制についての研究や考察で、見るべき成果はあったのだろうか。

マイミクの方やこれを読まれた方でご存知の方がおられれば、ご教示お願いいたします。

この記事へのコメント

旅人
2012年01月24日 17:24
大山 誠一著『天孫降臨の夢』あたりがイイと思います。直接ではないのですが、間接的に答えてくれています。
2012年01月24日 23:52
旅人様

コメント、そして本の紹介、有難うございます。

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