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zoom RSS 小林秀雄の悪口

<<   作成日時 : 2010/06/26 02:46   >>

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先日、生前の小林秀雄を目撃したことを思い出したついでに、最近読んだ小林への二つの悪口を思い出した。

一つは朝日新聞の日曜版に、筒井康隆が長々と連載している自伝の中で。小林が、何だったか、大江健三郎の作品の冒頭だけ読んで、読むのをやめたというのを知って、その作品がいかに壮大な想像力の物語に発展するか想像できなかったのか、と批判したこと。

小林が同時代の小説とまともに付き合ったのは、昭和初期のことで、文壇時評を長年続けた平野謙などと違って、戦後、特に大家になってからは、文壇という枠を超えて好きなことを書くようになっていた。特に大江のような年下の作家の作品などは、気が向いたら、ないし気に入ったら読む、という程度だったと思う。

もう一つは、石原慎太郎が週刊誌か何かに書いていたこと。白洲次郎の親友で英国貴族のロビンも含め銀座のバーで飲んでいたとき――。
日本が世界に誇るのは、もはやフジヤマ、ゲイシャではないし、ソニーやトヨタでもつまらない。日本にだって美味いウイスキーがあることを英国貴族に思い知らせてやろうと、スコッチでなくサントリーのオールドをロビンに飲ませた。

するとロビンは、「このウイスキーはあまりにも口当たりが良すぎる。本物のウイスキーが持つべき『キック』がない」と言った。これを聞いた小林は、そばにいた別の日本人の文壇仲間(永井龍男だったか?)にこの話の受け売りをすぐに吹聴したので、石原は、「評論家ってこんなにいい加減なのか!」(=自分の審美眼や価値観がないのか!)と思ったという話。

確かに、この話自体は、もっともだと思う。でも小林だってウイスキーの専門家じゃないわけだし、と同情もしてみる。

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